お店の方向性あれこれ

当店も営業開始から早一年が過ぎ去り、上の写真のように何もなかったころからいろんなモノを積み重ねながら今日を迎えております。
別段なにがある日ってわけでもないのですが、先日友人と会話しながら「そういえばウチのコンセプトってわかってもらえてないのかな…」と思い当たったのでこんな記事を書き始めてみました。決してお店が暇で暇でしょうがないからじゃないです←

友人に言われたってのが「この店は飲み屋なのか食べ物屋なのかはっきりさせたほうがいいんじゃないのか」ってことだったんですよ。ご飯食べたい人は静かに食べたいだろうし、お酒飲む人は騒ぎたいだろうから客層が違うだろと。その辺しっかりしよろと。
まあ言いたい事はわかります。確かに一理あります。
しかしながら、このお店をつくろうとおもった時に思ったのはどちらでもなくて、「遊び場の提供」をしたいってことだったんですよ。

そもそもここ日光に長々住んでる身として、遊ぶところがないってのをずっと思ってたわけです。
数件の飲み屋。夜は閉まるごはん屋。電気がついてるのはコンビニくらい。
こんな地方で、いわゆる「遊べる」ところが皆無だったから、じゃあ自分で作るかってのがとっかかりだったわけです。

でもって、「作る」となったらいろいろ詰め込みたくなるのが人情。
自分では大して料理できるわけでもないのに、お昼と夕食時くらいにしかご飯やさんないなってことで食べられるものを。
若い人が飲むようなお店もあんまりないよねってことで、とりあえずひと通りのお酒を。
駅も近いから喫茶店的なのにしておけば時間待ちでも使ってもらえるかなとカフェメニューを。
で、遊べるものも必要だよねってことで、プロジェクターとアンプを用意して、ウチに置いてあったボードゲームやら据置型ゲームやらを持ってきたと。

この流れからわかるように、飲み屋も食堂も「後付け設定」なわけです。
だから出来上がってきたものは、どのカテゴリにも属していながらどことも言えない謎のお店になってしまっているわけですね。
まあ来てくれたお客様が面白がってくれればそれでいいということなんですが、お店の名前から混乱させてしまっている感も否めませんね…

店長個人はもともとデザイン系やらコンピューター系の何でも屋をしてまして、その事務所代わりにでもなればいいやとか思って勢いで作り始めたってのもあります。
そっちの仕事の屋号が「よろずや総本店」でして、じゃあそのまま「よろずや◯◯」とか「◯◯よろずや」って感じでいいじゃないかと。
居酒屋って程のつまみはないし、喫茶ってほどお茶にこだわりないし…などといろいろ考えてた結果、一番ふらっと入りやすいのは「食堂」じゃないかなと。
食堂ならお子さまから大人まで普通に入れるだろうし、食堂で飲んでる人もいるから万事OKだな！とか当時は思ってましたけど、今考えたら「よろずや」だけでよかったかもしれませんね。
だってほんとによろずやだし、最近は特に。

まあノリと勢いで作ってはみたものの、続けてやってく身としてはこれでご飯食べかなきゃいけないわけですから、もうちょっとなんとかしたいところ。
月一回の音楽イベントはだいたい常設化してきましたし、先日「日光とくとく商品券」も使えるようにしてきました。
一応夏イベントも企画中ではありますし、面白そうな事はなんでもけど、まだまだ地元の方の知名度がなさすぎなんですよねー。
元々のコンセプト通り、観光客よりも地元の方に遊びに来てもらいたいってお店なので、もうちょっと広告頑張りたいと思います。ある意味広告が本業なのに何やってんだ。

美味しい料理はそういうのを本気でやってるお店に、美味しいお酒はそこらへんに力を入れてるお店にお任せして、とりあえず当店は今後も「遊び場」としての方向に注力して行きたいと思っております。
そんなわけで、当店をご存知の方は何かの折につけ「へんなお店があるんだよ」とか「あそこおもしろいよ！」みたいにステマしていただけると大変助かります（笑）
是非皆様お誘い合わせの上、お気軽に「遊びに」おいでくださいませ！（切実）